金狐舎の裏庭

夫婦円満と家内安全の縁起物を描いている、金狐舎のブログ。制作の様子や、報恩謝徳の寺社参拝の写真を上げています。

2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ご供養の敷居

お終いの形は、人それぞれ。 お墓やお仏壇も、もう仕舞うというお話も耳にします。 反対に、お葬式はしたけれど、その後の供養については分からない・特別に回向をお願いしたい方がいるけれど、何処に頼んでいいか分からないというお話もある。 私は僧侶では…

誕生と死

人は、生まれたら必ず死ぬ。 そして自分が死ぬ瞬間には、必ずどこかで誰かが生まれている。 昔々、幼い命について考える機会がありました。 不慮の事故によりお子様を亡くしたお母様に会った。その後すぐに、真剣に付き合うでもなく、ただの遊びの果てに不義…

改めて稲荷に思う

お稲荷さんについて考え始めたのは去年の頭ごろ。知人との会話で九尾の狐について聞くことがあり、狐や狸について調べ始めてそれが荼枳尼様や稲荷大明神の歴史へと繋がっていきました。 稲荷と言えば他人の感想は二つに分かれ、片や恐いや不気味と言い、片や…

滋賀とビールと冥府の妙

先日、京都と滋賀の知人宅にお邪魔しました。 数年ぶりの再会。嬉しかった。 ビールをいただきながら、会わない間の変化から、源平や小野篁、六波羅蜜寺のお話。そして人間が土地に残す因果の話まで。 夜更けまで、濃ゆい時間を過ごさせていただきました。 …

阿波のお狸様

徳島は小松島にいらっしゃる、金長様に会いに行きました。 朝にふと思い立って、車を走らせる。 途中、意味のわからない道にナビで案内されましたが、無事到着したのも束の間。関係者の方がいらして御神籤を引かせてくださいました(普段は拝殿は閉まっている…

家と土地、星と人

若かりし頃。 「あなたはご主人方のご先祖様に守られているのよ」と言われたことがありました。 戸籍の中にそれらしき方を見つけて以来、改めてその言葉を咀嚼しています。 まぁ、与太話として読んでつかさい。 江戸から大正。私の生まれ月で生まれてくる子…

そろそろ要防寒

昨日は神山某所へ。 香川を出た途端に雨。 油断して薄着だったものだから、山の上に着いたら寒いのなんの。 寒さに縮こまって歩いていたので、案の定、今朝は腰が痛い。そろそろ要防寒です。 初めての場所じゃないのだけど、一つのことを達成したお礼と改め…

古代の真実より目の前の隣人

徳島の西側について調べると出てくるのが、アークの伝説や卑弥呼のお話。 イスラエルの秘宝を求め剣山を24年間掘り続けた、宮中要春さんという男性がいたことを知り、そのお話には号泣しました。天晴とはこういう方のことを言うのかと、男の生き様のことを知…

感性と現実の擦り合わせ

感性に任せて描いてみたくなったので、30日間線画チャレンジをすることにしました。 昔から100枚とか100日とか区切って何かをするのが好き。自縛が楽しいのかしら。 『自由に描こう』と素直に思えるようになったのは、感性と現実のすり合わせが出来たから。 …

繊細さを愛する作業

しばらく、朝起きてすぐに携帯でニュースを見る日々が続いていました。大体は過激な内容が多かったし、なかなかに刺々しい情報を朝一から食べていたのだと感じています。 しかしふと試してみたくなり、リラクゼーションを促すアプリを入れてみたところ、この…

『答えなんてない』

ふと思い立って、徳島へ。 ずっと、怖いと思って勝手に行っていなかったところ。訪ねてみると、そこはとても静かな場所でした。 もっと、物々しいと思っていたんだけどね。 型のあることには、型で礼儀を尽くせばいいけど、そういったものが出来る前よりいら…

宝の家

昔から、住む家の横には川が流れていました。 田んぼに水を運ぶための水路から、水鳥のやってくる川まで。何となく、近くに水があることが当たり前。 今の家には川がないなと思っていたけれど、ポツリポツリと掘り抜きの井戸のある地域なので、地下には流れ…