縁にはいろいろなものがある。
人間一人の中にも世界があって、例えば四柱推命や占星術などの命式やチャートを見ると「自分はこういう人間だから、こうなる」と思い込みがちだけど。(占いをせずとも、密に繋がる人間関係を持たずに生きていると、思い込みは育ちがちのように感じる)
実際は、他者との関わり・時間・時代・土地・空間など、様々なものとの関わりで人の心や体、運命というのは変化していくものなのだなとヒシヒシと感じている。
一見、穏やかな関係が良縁であり、目に見えて想像に沿った発展をしていくのが良いことだと勘違いしがちだけれど
個人的に良縁というのは、想像の範囲にとどまらずさまざまな面に成長と発展をもたらすものだと思っている。
もちろん、相性によってそれが穏やかなものでなければ一時的に疲弊することはあるだろうけれど。
結果として、思い込みの範囲より良い形・望ましい形で何かしらの変化が起こる。それを良縁と呼ぶことにしている。
私も手間がかかる人間だし、自分を捉えるということが全く出来なかったのだけど。色々な良いご縁を通して、おかげさまで幸せな人生を送れている。
良縁への空想を手放し、委ねて観察してみること。それが、人生を操作するのではなく感じていくことへの第一歩になったと思う。
道のりが理想通りか、理想的じゃないかではなく。結果として残ったものの中に何を見るか。年月を少しかけてみるのも、良いのではないかなと。