金狐舎の裏庭

夫婦円満と家内安全の縁起物を描いている、金狐舎のブログ。制作の様子や、報恩謝徳の寺社参拝の写真を上げています。

縛りがあることの喜び

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一昨年までは、描くものにしめ縄や前掛けをつけることが嫌いだった。

自然に生きているものが、首輪なんか付けて、喜んで人のために都合よく働くもんか!と思っていたから。

 

それは、私自身が何より縛られることが嫌いで、自由でいたかったからだと思う。

 

今でも「都合よく」のところは変わらない。

 

ただ、ご眷属という存在を知り、ご縁をいただいたことで、自ら仕えることを選択して喜びを感じる方も、居てもいいのだなと思い始めたのが昨年のこと。

 

人間同士でも同じ。

今は、私自身もそのように生きている。

 

誰かや何かに尽くして死ぬことを哀れだとか、賢く生きることで自尊心を保つことが健康的だとか、世の中にはそういう考え方もある。

そこは好き好きなのだろうけど。

今は、縛られてみる=型を守るのが好きだし、それでいいと思えるヒトやモノ・コトがあるのが楽しい。

 

ここというタイミングで動ける環境や、体力がほしいというのは変わらないけど。

それは、仕えたいもの・縛られたいものがあって初めて成り立つこと。

 

 

良き春です。

 

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