一昨年までは、描くものにしめ縄や前掛けをつけることが嫌いだった。
自然に生きているものが、首輪なんか付けて、喜んで人のために都合よく働くもんか!と思っていたから。
それは、私自身が何より縛られることが嫌いで、自由でいたかったからだと思う。
今でも「都合よく」のところは変わらない。
ただ、ご眷属という存在を知り、ご縁をいただいたことで、自ら仕えることを選択して喜びを感じる方も、居てもいいのだなと思い始めたのが昨年のこと。
人間同士でも同じ。
今は、私自身もそのように生きている。
誰かや何かに尽くして死ぬことを哀れだとか、賢く生きることで自尊心を保つことが健康的だとか、世の中にはそういう考え方もある。
そこは好き好きなのだろうけど。
今は、縛られてみる=型を守るのが好きだし、それでいいと思えるヒトやモノ・コトがあるのが楽しい。
ここというタイミングで動ける環境や、体力がほしいというのは変わらないけど。
それは、仕えたいもの・縛られたいものがあって初めて成り立つこと。
良き春です。
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