人間関係で、我が身を弱いなぁと思うことがあったとき
若い時は、身を守るようにとか、逆に強くなるようにとか、ベクトルを自分に向けて考えてしまいがちだったけれど
嫌がらせをしてくる相手に「ちょっと痛い目見たらいいよ」と言えるぐらいの強さがあってもいいなって。過不足なく相手を見て、必要なときには戦うことを肯定するようになった私、もうすぐ不惑。ひぃ。
思い返せば、自己完結しようとしてたときって、自分のことしか見てなかったんだよねと思うこともあって。
どんな人であれ、まず相手を見るって(当たり前だけど)必要なことだったなと諸々反省。
身を守るために戦うのは悪いことじゃないからこそ、嫌がらせをされた人の中にも、する人の中にも、共通する弱さ・未熟さはあるのだと理解していくのが大人の一歩だった。
人間の中に弱さが存在することを、許す気持ちを持っていないと、勝っても負けても心の世界が狭くなる。
何にだって、お互い様はあるものです。
知らないこと・分からないこと・上手くやれないこと…欲だって、沢山あるしね。
戦う時に、真っ向勝負なんかする必要ないんだけど。もしも逃げられない何かと向き合う時には、そういうことを忘れないでおこうと思っている。
崇高な生き物ではないからこそ、人間から弱さを退散させていく。そして、外の世界に開いていく。もしかしたら、そんな絵が必要なのかもね。
石英ごろり