金狐舎の裏庭

夫婦円満と家内安全の縁起物を描いている、金狐舎のブログ。制作の様子や、報恩謝徳の寺社参拝の写真を上げています。

弱さは誰の中にでも

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人間関係で、我が身を弱いなぁと思うことがあったとき

 

若い時は、身を守るようにとか、逆に強くなるようにとか、ベクトルを自分に向けて考えてしまいがちだったけれど

嫌がらせをしてくる相手に「ちょっと痛い目見たらいいよ」と言えるぐらいの強さがあってもいいなって。過不足なく相手を見て、必要なときには戦うことを肯定するようになった私、もうすぐ不惑。ひぃ。

 

思い返せば、自己完結しようとしてたときって、自分のことしか見てなかったんだよねと思うこともあって。

 

どんな人であれ、まず相手を見るって(当たり前だけど)必要なことだったなと諸々反省。

 

身を守るために戦うのは悪いことじゃないからこそ、嫌がらせをされた人の中にも、する人の中にも、共通する弱さ・未熟さはあるのだと理解していくのが大人の一歩だった。

 

人間の中に弱さが存在することを、許す気持ちを持っていないと、勝っても負けても心の世界が狭くなる。

 

何にだって、お互い様はあるものです。

 

知らないこと・分からないこと・上手くやれないこと…欲だって、沢山あるしね。

 

戦う時に、真っ向勝負なんかする必要ないんだけど。もしも逃げられない何かと向き合う時には、そういうことを忘れないでおこうと思っている。

 

崇高な生き物ではないからこそ、人間から弱さを退散させていく。そして、外の世界に開いていく。もしかしたら、そんな絵が必要なのかもね。

 

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石英ごろり