龍が好き。祈ったからとて願い事を叶えてくれる訳ではないけれど、なんとなくそういうものが居るところに住んでいるのだな…と考えるのが落ち着く。
馬鹿の一つ覚えみたいに龍龍と五月蝿いな・・・という、スピリチャルちゃんぽんな風潮に辟易している人がいるのは知っています。
それでも、やっぱり龍っていい。
何故かと言われたら、明確な理由は分からりません。ただ、好きなのです。強いてそれっぽいことを言うなら、夫婦共に水にまつわる名前であり、ご先祖様は海に所縁ある生き方をしていたからかもしれないとは思う。
きっとお世話にもなっただろう。・・・龍神様のお腹に入った人もいるだろうけど。
食って食われて。いただいてお返しする。愛だの何だの抽象的なものではなく、生命そのものを。龍と生きるって、そういうことなのでしょう?
だから、私にはとてもじゃないけど、ヌクヌクとストーブの前で暖をとりながら冬を越す身で龍と生きるなんて言えません。
精々、ご先祖様と土地のおこぼれで、今日は飛んでいそうだなと想像する程度。
他人についても、山修行してるからとか何族の誰に師事したとか信じません。
「龍と生きる」と「龍が見える」と「龍がいると信じたい」って、それぞれ別物なのではないだろうか。
ただただ、山海に命を預ける人だけに許される領域。私は、静々とそれを描かせていただくだけです。
・・・描くしかできないんだからしっかり描けということですね(真顔)