厄を払うのではなく、焼いて炭にする
全て燃料にして、更に生活のためのエネルギーにしていく
久しぶりの九尾の狐。
自分の中で存在感が確かになるほど、絵の中に現れる濃さも変わってくる。
2年前の九尾さんはどこかパペット的で、想像でしかありませんでした。
たった2年とはいえ色んなことがあって、社会も変われば自分も家族も変わっていく。変化は常。
でもそのなかで、悲しみに留まるのではなく「どうしたいのか」を考えて、舵を取ることを覚えました。
悩みは尽きなくても、悩んだ時にどうするか?を決めておくだけでも生きるのが楽になります。それが、知恵の炎なのだと教えてくれたのは、仏様と狐さんたちの世界。
生きることはリアルです。想像の世界ではありません。でも、想像と目に見えていないだけのことは違います。
目には見えていなくても、ある。
そういう確かなものを、絵を描きながら自分の内側に築いていきたいですね。